月末にデータ容量が足りなくなりそう。でも、アプリごとのモバイル通信を止めると外出先で使えなくなるのが心配——そんなときに検討できるのが、iPhoneの「省データモード」です。通信を一律に遮断する設定ではなく、バックグラウンド通信などを抑える仕組みです。何が変わるかを確認し、必要な更新まで止めない使い方を考えましょう。
省データモードが向く場面と、家計への影響
通信を抑えたい場面から判断する
Appleの2025年10月1日公開の案内によると、iOS 13以降の省データモードは、バックグラウンドでのネットワーク使用量を制限します。モバイルデータ通信やインターネットのプランにデータ量の制限がある場合、または通信速度が遅い場所にいる場合に勧められています。まずは契約中のデータ容量と利用状況を確認し、通信を抑えたい場面があるか考えましょう。
省データモードで通信量を抑えても、毎月の請求額が自動的に下がるわけではありません。家計への影響は契約プランや実際の使用状況次第です。一方、写真の更新やバックアップをすぐに済ませたい人には、制限が不便になることもあります。アプリ単位で通信を止める設定とは目的が異なるため、必要なアプリを外出先でも使いながら通信を抑えたいかどうかで選びましょう。
節約うさぎ
出典:https://support.apple.com/ja-jp/102433 / https://support.apple.com/ja-jp/109323
オンにすると何が変わる?
便利さと引き換えに止まる更新を確認
Appleの案内では、アプリを積極的に使っていない間のネットワーク使用を止めることや、バックグラウンド更新をオフにすることが一般的な変化として挙げられています。ストリーミングの品質低下、自動ダウンロード・自動バックアップの停止、iCloud写真などの更新の一時停止も対象です。普段は気づきにくい裏側の通信を抑える一方、あとで更新状況を確かめる必要があります。
標準付属のサービスでも影響は同じではありません。たとえばApp Storeの自動アップデートはオフになり、ポッドキャストのエピソードはWi-Fi接続時だけダウンロードされます。iCloudの自動バックアップも一時停止します。容量を抑えたい時期には便利でも、更新やバックアップが済んだと思い込まないようにしましょう。
| 対象 | Appleが案内する変化 | 使う前の確認 |
|---|---|---|
| 一般的な動作 | バックグラウンド更新をオフ、自動ダウンロード・自動バックアップをオフ | 後で更新状況を確認する |
| App Store | 自動アップデート・自動ダウンロードなどをオフ | 必要なアプリの更新を確認する |
| ポッドキャスト | エピソードはWi-Fi接続時のみダウンロード | 外出前に取得状況を確認する |
| iCloud | アップデートと自動バックアップを一時停止 | バックアップ状況を確認する |
動作はAppleの2025年10月1日公開の案内に基づきます。「使う前の確認」は、記載された変化を踏まえた行動の目安です。
節約うさぎ
出典:https://support.apple.com/ja-jp/102433
回線に合わせて設定する手順
抑えたい接続だけを選ぶ
省データモードはモバイルデータ通信とWi-Fiで別々に設定できます。Appleの案内に沿い、「設定」から「モバイル通信」を開き、利用している回線の種類に合う項目へ進みます。通信事業者によって設定が異なる場合があるため、画面の表示を確かめながら操作してください。複数のSIMを使っている場合は、設定したい番号を選んでから省データモードをオンにします。
Wi-Fi側にも設定する場合は、「設定」から「Wi-Fi」を開き、接続中のネットワークの情報ボタンをタップして、省データモードをオンにします。外出先のモバイル通信だけを抑えたいなら、Wi-Fiまで一緒に変更する必要はありません。逆に、データ量に制限のあるWi-Fi接続を使うときは、そのネットワーク側の設定を検討できます。
| 接続 | 設定の進み方 |
|---|---|
| LTE/4G | 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「省データモード」 |
| 5G | 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データモード」→「省データモード」 |
| デュアルSIM | 「設定」→「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」→番号を選択→「省データモード」 |
| Wi-Fi | 「設定」→「Wi-Fi」→接続中のネットワークの情報ボタン→「省データモード」 |
Appleの2025年10月1日公開の手順に基づきます。モバイル通信の設定は通信事業者によって異なる場合があります。
節約うさぎ
出典:https://support.apple.com/ja-jp/102433
設定後は「使えたか」と「更新されたか」を分けて確認
通信量と使い勝手を確かめて続ける
オンにしたら、まず普段必要なアプリを使い、動画や音声の品質に支障がないか確かめましょう。次に、App Storeの更新、ポッドキャストの取得、iCloud写真やバックアップなど、後回しになると困るものの状態を確認します。必要な作業が進まないときは、省データモードの設定を見直す判断ができます。通信量の削減を優先する日と、更新を優先する日を分けて考えるのも一案です。
モバイル通信量が気になる場合、Appleは「設定」→「モバイル通信」でアプリごとの使用量を確認できると案内しています。ただし、使用量の確認やアプリ別の通信停止は、省データモードとは別の操作です。請求期間の通信量を詳しく把握したいときは通信事業者にも確認し、端末の表示だけで料金の変化を決めつけないようにしましょう。
節約うさぎ
出典:https://support.apple.com/ja-jp/102433 / https://support.apple.com/ja-jp/109323
